フェーズフリーの輸出

応募対象の概要

「日常的」に便利に使えるのみならず、「非常時」にも有効に使える商品やサービス、そしてこの文化概念を国内外へ広め、フェーズフリーな防災産業を興します。フェーズフリーの概念をベースにブランド化を進め、当該商材を取り揃えてデータベース化し、対象エリアや想定災害に合致したサービス提供モデルを設計します。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

「COLD STORAGE BOX Portable オフグリッドモデル」は、フェーズフリーな輸出製品の一例になります。保冷のためのエネルギーを太陽光で実現し、乗用車で牽引可能な移動式冷凍・冷蔵コンテナとして、国内外で注目を集めています。電源供給が限られる南太平洋上の国々や、日照量の多いアラビア各国などへの輸出が期待できます。こうした商材は、そもそも市場競争力が高いものですが、フェイズフリーの概念モデルをベースにブランド化し、フェイズフリー文化として輸出することで、市場競争力をさらに高めることが可能です。本活動は、日本の国際競争力を高めるのみならず、気候変動で災害の激甚化・頻発化が想定される世界の持続可能性を高めます。

日常時 フェーズフリーの輸出(日常時)

◆追加の冷蔵・冷凍設備として、冷蔵・冷凍設備が足りなかった場所(飲食チェーン店、道の駅、キャンプ場など)へ、自前の保冷設備として設置することで、保冷容積の確保を実現します。
◆急な需要にも対応可能です。イベントなどの短期的な冷蔵保管ニーズに対して、トレーラーを手軽に配備し、冷凍/冷蔵保管を実現します。

非常時 フェーズフリーの輸出(非常時)

有事の際にも、緊急で移動が可能なため、乗用車などの牽引により、避難所や集会所などあらゆる場所での冷蔵保存を実現します。具体的には、食料品、水、ドライアイス、そして医薬品等を、電源供給不要でお届けします。特に、気候変動の影響により、猛暑・酷暑が想定される夏場において、より一層の貢献が可能です。