47都道府県秘密基地計画

応募対象の概要

個人(会社員、他)が複業として、2~3拠点を持つことにより、個人・家族との休息地、仲間との遊び場としての役割を果たしつつ、民泊等のシェアビジネスをおこない、非常時(地震、風水害、噴火、等)の際には、その拠点が疎開地としての役割を果たす。
そのようなライフスタイルを応援するサービスとして展開する計画。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

個人、家族、仲間との「秘密基地」という、ワクワクや冒険心・遊び心をベースに、楽しみながらみんなで広げることをコンセプトに、防災のために我慢するのではなく、『もっと遊びたい』というエネルギーを、日本全体のレジリエンスへと変換します。
日常時はレジャー事業として収益を上げているため、維持費がかさむ「防災専用施設」よりも持続可能性があり、非常時は、分散型のリスクヘッジとして、一箇所に集まるのではなく、全国に分散していることが、広域災害に対する対策となります。
全国47都道府県に点在するこの秘密基地は、日本を一つの大きな家、一つの大きな避難所へと変える、みんなで作るネットワークです。
日常時 47都道府県秘密基地計画(日常時)
・オーナーは、家族や友人とのレジャー拠点。空き時間は民泊として収益化し、維持費を賄う。日常から収益を生むことで持続可能な防災となる。
・地方自治体は、空き家の解消と資産化。関係人口増加による、コミュニティ活性化と、地域経済の向上。国(社会)にとっては、税金に依存しない自律的な防災インフラとなる。
非常時 47都道府県秘密基地計画(非常時)
・オーナーは、友人、家族との疎開地。1拠点(古民家等)で、10~15人(3家族ほど)の生活を支えることが可能。
・地方自治体は、疎開地としての役割と、被災地に対して「後方支援」を行う相互扶助のネットワークを構成。
・国(社会)にとっては、一極集中リスクの分散。
カテゴリ
C
被害のレベル
04
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
75 /100点
汎用性

レジャーや休息の拠点として利用されるほか、民泊などのシェアビジネスとして活用することで、維持管理費を確保しながら持続的に運営でき、空き家の利活用が地域コミュニティの活性化にもつながるため、日常時の「Where」と「Why」で高く評価された。また、災害時には全国各地の拠点が避難・疎開先として機能し、自治体同士が後方支援ネットワークを構築することで、被災地を支えることができるため、非常時の「Where」「Why」「Who」で高く評価された。

有効性評価
71 /100点
有効性

家族や仲間との交流や余暇を楽しむ新たなライフスタイルを提案し、空き家を有効活用しながら地域とのつながりを育むことから、「日常時のQOL影響能力」で非常に高く評価された。また、広域災害時には全国各地の拠点が避難・疎開先として機能し、被災地を支える新たな防災インフラとなることから、「非常時のQOL影響能力」でも評価された。社会課題の解決を、日常時と非常時の価値向上へと結び付ける発想は、人々の間で「意識向上」と「価値共有」つながり、新たなビジネスモデルのアイデアとして期待できる。

総評

一般的な空き家管理サービス と比較して、個人や家族、仲間との「秘密基地」を日常的なレジャーや交流の拠点として活用しながら、防災機能を備えることが特徴である。日常の利用や民泊などの収益によって維持管理を継続できるため、「有効性」で評価された。また、全国各地に拠点を分散して整備することで、広域災害時には疎開先や後方支援拠点として機能し、一極集中リスクの分散や地域間で支え合うネットワークの形成につながる点が、「汎用性」の評価を高めている。

http://47都道府県秘密基地計画(総評)
受賞者コメント
「防災のための我慢」ではなく「日常をワクワク楽しむ」エネルギーを社会全体の防災力へ変換する提案です。本計画は、日常時は家族や仲間と余暇を楽しみ、民泊等で収益を生む持続可能なレジャー拠点として活用しつつ、非常時には全国に広がる分散型の疎開ネットワークとして機能させます。日常と非常時の境目をなくすフェーズフリーなアプローチにより、47都道府県を「一つの大きな家・避難所」としてつなぎ、税金に依存しない自律的な仕組みで社会全体のレジリエンス向上に貢献します。
TreasureHunting47 米原 圭彦 勝川 恭平
受賞者プロフィール
TreasureHunting47 米原 圭彦 勝川 恭平