応募対象の概要
日常時は介護用の簡易トイレとして、自宅ベッドサイド、介護施設などで利用。排泄物を自動で個包装し完全密封することで、臭いと菌を漏らさない機能を有し、介護シーンでは介護負担軽減を実現。非常時(断水など)には、みんなのトイレとして利用し、安全で衛生的な環境で避難生活ができる。(在宅避難等)
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
在宅避難が推奨される昨今、介護の負担を軽減しつつ、災害時はみんなのトイレとして「いつでも、どこでも、だれにでも」利用できる簡易トイレ。
介護シーンでは、排泄ケアが要介護者・介助者にとって、一番負担を与えるもの。また、災害時は「トイレ」が一番困るもの。この二つの問題を解決できるトイレが「ラップポン」。
排泄物を独自開発のラップ機構を使い、完全密封することで臭いと菌を一か月以上封じ込める。日常から非常時、排泄物の臭い・排泄物からの感染症二次感染からみんなを守ることができる。
介護シーンでは、排泄ケアが要介護者・介助者にとって、一番負担を与えるもの。また、災害時は「トイレ」が一番困るもの。この二つの問題を解決できるトイレが「ラップポン」。
排泄物を独自開発のラップ機構を使い、完全密封することで臭いと菌を一か月以上封じ込める。日常から非常時、排泄物の臭い・排泄物からの感染症二次感染からみんなを守ることができる。
カテゴリ
被害のレベル
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
62 /100点
介護施設や在宅介護でトイレまで移動できない要介護者が、部屋で排泄できるため、日常時の「Why」で評価が高い。断水や停電によりトイレやキッチンが使えない状況下で、排泄物や生ゴミを密封し、臭いを遮断できることから、非常時の「Why」でも高く評価された。要介護者に限らず、子どもから高齢者まで、アウトドアのキャンプ場や災害復旧時のトイレ不足を補うことができるため、日常時と非常時の「Who」でも評価されている。
有効性評価
63 /100点
移動や動作が困難な要介護者が、部屋で排泄できるようになり、臭いを封じ込めることができるため、「日常時のQOL影響能力」が高く評価された。災害時に介護施設で断水が起こった場合は、職員や近隣住民も利用できることから、「非常時のQOL影響能力」も非常に高い評価となっている。また、排泄物を簡単に密封するシンプルな機構は秀逸で、「機能面デザイン」と「方法理解」の評価につながり、「開発促進」、「価値共有」でも評価を得ている。
総評
一般的な簡易トイレと比較して、簡単に臭いを密封できることが全体の評価につながっている。介護施設や在宅介護では、トイレの介助は不可欠であり、要介護者・介護者双方にとって身体的にも精神的にも苦労を伴う行為である。特に臭いの問題は、他の入居者や近隣住民にまで影響を与えるため、日常時と非常時両方で「汎用性」を高めている。介護現場での日常の問題解決と介護施設や避難所等での非常時にも活用でき、QOLの向上が図れることから「有効性」でも高く評価された。
受賞者コメント
弊社は、介護のトイレ問題を解決することを目的として、ラップ式トイレを研究・開発をしてきた。その中で、災害時もトイレが問題になっていることを知り、災害時でも利用できるよう改良をしてきた。
2007年の能登半島地震を皮切りに、過去の大規模災害で避難所のトイレとして使用されてきた本製品が、この度フェーズフリーアワードを受賞し社員一同とても嬉しく感じている。今後も介護で利用しやすく、非常時にも効果を発揮する製品を開発する励みとなった。
2007年の能登半島地震を皮切りに、過去の大規模災害で避難所のトイレとして使用されてきた本製品が、この度フェーズフリーアワードを受賞し社員一同とても嬉しく感じている。今後も介護で利用しやすく、非常時にも効果を発揮する製品を開発する励みとなった。
受賞者プロフィール
日本セイフティー株式会社 ラップポン事業部